栗谷樹木園に咲くヤマラッキョウ=(聯合ニュース)
栗谷樹木園に咲くヤマラッキョウ=(聯合ニュース)
【坡州、驪州、城南聯合ニュース】秋の雰囲気に満ちた静かな旅行地、樹木園。首都圏にある3カ所の樹木園を紹介する。草花に興味がない人でもよく手入れされた樹木園を訪問すれば、大きな安らぎを得ることができる。◇京畿道・坡州「栗谷樹木園」 栗谷樹木園はそれほど知られていない樹木園だ。それもそのはずで、造成されてから3年になるが、今でも工事が続いていて、「仮オープン」状態になっている。秋に散策するのにぴったりの場所だ。  入り口にはオレンジ色のコスモスが咲いている。赤や白ではなく、珍しいと感じる。  同樹木園は韓国ドラマ「師任堂、色の日記」の主人公、申師任堂(シン・サインダン)の三男で5000ウォン(約500円)紙幣に描かれている儒学者、李珥(イ・イ)をテーマにしており、申師任堂庭園が目玉となっている。  樹木園の特徴は五感を刺激するところにある。ノギク畑では香りのおかげで元気になる感じがする。岩の庭園では石を触ってみても良い。きらびやかに光る秋の花のほかに、どこかで流れる小川の音が聞こえる。虫の音、秋風に揺れる草花の音も聞こえる。◇京畿道・驪州「黄鶴山樹木園」 驪州市の黄鶴山樹木園は海抜175メートルの黄鶴山の裾野にある樹木園だ。まず目につくのは入場してすぐ左側に広がる池だ。池があるということは水生植物もあるということだ。除草剤を使わず、手で除草作業をしているため生態系が守られており、カエルや昆虫も住みやすい。  この時期に樹木園で見ることができる植物のうち、最も印象的なのは薄いピンク色のヨメナだ。道に沿って左に進むと、草花の香りを体験できる庭園に出る。  次は養花小録園だ。朝鮮王朝時代前期の文人、姜希顔(カン・ヒアン)の著書「養花小録」で紹介された植物や石を展示した庭園だ。同書ではマツをはじめ、キク、ウメ、ショウブなど多様な素材が扱われている。その上には壷や陶磁器が置かれた庭園もある。ここには樹木園を造成する過程で発掘された古墳もある。◇京畿道・城南「新丘大植物園」 城南市の新丘大学植物園も省けない。 食用、薬用、繊維など生活に役立つ植物と韓国の自生植物が育てられている。昆虫生態館や熱帯の島のような雰囲気のエコセンター、世界の庭園様式も見どころだ。入場は有料。
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