閣議で発言する文大統領=20日、ソウル(聯合ニュース)
閣議で発言する文大統領=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は20日の閣議で、「いくつかの統計だけを見てもASEAN(東南アジア諸国連合)とインドはわれわれの未来がかかっていると言えるほど重要だ」と述べた。文大統領は13~18日、ASEAN関連首脳会議やアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した。

 また、ASEANなどとの協力拡大を図る「新南方政策」を取り上げ、「『新南方政策』に対しASEAN、インド、オーストラリアなどは協力する意思を明確に示した」として、「われわれもこれらの国に格別な関心を持ち、(協力拡大のため)努力を傾ける必要がある」と強調。「新南方政策は輸出市場の多角化という側面からも非常に重要だ」とし、具体的な協力事業を見つけるよう指示した。

 朝鮮半島の平和体制構築を巡る議論に関しては「全ての首脳は朝鮮半島情勢の肯定的な変化を奇跡のようなことだと高く評価し、支持した」と伝えた。

 来年、韓国で韓・ASEAN特別首脳会議と韓・メコン首脳会議を開催することで合意したことにも言及し、「政権発足後初めて開かれる首脳会議で、経済協力や人的交流をさらに拡大できる機会」として、政府推進団をあらかじめ設置し、準備に万全を期すよう指示した。


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