政府、軍の境界鉄柵および未使用国防・軍事施設の撤去へ…約350億円投入＝韓国

韓国政府が地域住民の不便を解消し、軍の安定的駐留条件を準備するため3552億ウォン（約350億円）の国費を投入し、全国の海・川沿いの境界鉄柵および未使用国防・軍事施設の撤去・整備をおこなう。

　特に、軍の境界鉄柵が撤去されても、監視などのために先端科学装備に変える方針だ。また、来年からは軍部隊が無断に占有・使用した私有地の補償・買い入れも本格推進する。

　国防部と国民権益委員会は20日午前開かれた閣僚会議でこうした内容を盛り込んだ改善法案を報告した。

　国防部などによると、国民の不便解消および地域開発活性化を理由に権益委が改善法案を勧告し、国防部は内部検討を経て3552億ウォンが必要だと結論付けた。