歓迎のあいさつをするボアオ・フォーラム理事長の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長=(聯合ニュース)
歓迎のあいさつをするボアオ・フォーラム理事長の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】アジアの官民要人が参加する中国主導の国際会議「博鰲(ボアオ)・アジアフォーラム」のソウル会議が19日、開幕した。韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)などが伝えた。 スイス東部のダボスで開かれる世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)のアジア版と呼ばれる同会議は2日間にわたり行われる。 ボアオ・アジアフォーラムと全経連が主管する今回の会議は「開放と革新のアジア」をテーマに韓国と中国の政府要人、ビジネスリーダー、学者などが参加する。 同フォーラムは毎年4月に中国・博鰲で開かれる年次会議とは別に世界各地で地域会議を開催している。地域会議はこれまで、ロンドンやシドニーで開かれ、ソウルでの開催は今回が初めて。 ソウル会議にはこれまで200~300人程度だった地域会議とは異なり、約800人が参加。過去最大規模で行われる。 19日には歓迎夕食会が開かれ、20日には新羅ホテルで開会式と特別セッション、全体会議が進行される予定だ。 歓迎夕食会では同フォーラムの事務総長が開会のあいさつをし、同フォーラム理事長の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が歓迎のあいさつをした。金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政部長官が基調演説をし、駐韓中国大使と駐中韓国大使が乾杯の音頭を取った。 ソウル会議には李洛淵(イ・ナクヨン)首相、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官、済州道の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事、全経連の許昌秀(ホ・チ ンス)会長などが参加する。サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)会長など主な企業家が演説する。 中国側からも政府高官をはじめ、北京、四川、青島、海南などから大規模な使節団が参加する予定だ。 本行事である20日には「グローバル経済とアジア経済協力」「科学技術の革新」「包容的成長」をテーマに3セッションが同時に進行される予定だ。 全経連関係者は「今年は中国の改革開放40周年であり韓中戦略的パートナーシップ10周年を迎える年」とし、「今回のフォーラムは最近の貿易戦争や保護貿易拡散などグローバルな通商環境危機に対するアジア的な対応を模索し、領域内の経済協力を強化する良い機会になるだろう」と話した。
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