5月9日、日本を訪問した文大統領(左)と安倍晋三首相=(聯合ニュース)
5月9日、日本を訪問した文大統領(左)と安倍晋三首相=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日にソウルで開かれた韓日・日韓協力委員会の合同総会に書面で祝辞を送り、「植民地時代は韓日双方にとって痛ましい過去だ。しかし、だからといって真実から目を背けることはできない」として、「両国が易地思之(相手の立場に立って考えること)の姿勢で正義と原則を正しく立てれば、胸襟を開く真の友人になれる」と述べた。青瓦台(大統領府)が総会から1日経った19日に祝辞を公開した。 文大統領は「韓国と日本は近い隣人であり、両国交流の歴史は古代までさかのぼる。われわれは互いに影響し合い、発展してきた」としながらも、「両国の長い友好協力の歴史の中には不幸な時間もあった」と指摘。「持続可能で強固な韓日関係のためにも、われわれは真実と向き合わなければならない」と強調した。 また、「今、朝鮮半島と北東アジアに新しい時代が開かれている。長い対立を終わらせ、平和と和合の新しい歴史を書いている」とし、「北東アジアの繁栄のため大きな努力を傾けてきた日本の建設的な役割が非常に重要だ」と呼びかけた。その上で、「韓日関係も2国間の次元を超え、より大きな段階に飛躍できる」との考えを示した。 同委員会に対しては、「韓日の協力で北東アジアの平和と繁栄をけん引できるよう、知恵を出してもらいたい。良い方策が国民に伝わり、実践されるよう力を尽くしてほしい」と要請した。
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