10月28日、ソウルで会談を行う李氏(右)とビーガン氏=(聯合ニュース)
10月28日、ソウルで会談を行う李氏(右)とビーガン氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)外交部朝鮮半島平和交渉本部長が朝米(米朝)交渉再開に備えた対北朝鮮政策の調整を行うため、来週にも訪米することが14日、分かった。米国務省のビーガン北朝鮮担当特別代表との会談を調整しているという。複数の外交消息筋が明らかにした。

 両氏は先月末、ビーガン氏が訪韓した際に設置で合意した韓米による作業部会の人員構成や運用方針などについて最終的な調整を行うとみられる。李氏の訪米中、作業部会の初会合が開かれる可能性もある。

 非核化交渉がこう着状態に陥る中、南北関係の改善が先走っているとして韓米両国の足並みの乱れを指摘する声が一部から出ており、両国は非核化や対北朝鮮制裁、南北協力問題などを随時調整する協議体として、作業部会の設置に合意。韓国外交部高官は、作業部会は11月中の発足を目指しており、李氏とビーガン氏が作業部会を率いると説明していた。

 ただ、北朝鮮と米国が日程を調整している高官協議が決まる場合、李氏の訪米日程が変更される可能性もあるという。


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