ポンペオ氏(右)と金英哲氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
ポンペオ氏(右)と金英哲氏(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)はポンペオ米国務長官と北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長がニューヨークで8日(現地時間)に開く会談の結果を注視している。特に、米国務省が会談の開催を発表し、6月の朝米(米朝)首脳会談で合意した4項目について協議する方針を示したことに注目している。

 青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は6日の定例会見で、「今回の会談の最も重要な内容の一つが2回目の朝米首脳会談の時期と場所を調整することだが、非核化に関連した合意も重要だ」と表明した。4項目の第1項は新しい朝米関係の構築で、第2項は朝鮮半島の恒久的な平和定着、第3項は朝鮮半島の非核化、第4項は朝鮮戦争で戦死した米兵の遺骨返還となっている。金報道官は「これまでは(合意の)履行が逆になっていた」として、「今回の会談では第1項と第2項も本格的に交渉するのではないかと考えている」と強調した。

 今回の会談で新しい朝米関係の構築と朝鮮半島の恒久的な平和定着について協議する場合、朝鮮半島の非核化を巡る動きが加速する可能性もある。

 北朝鮮は第3項と第4項を誠実に履行しているにもかかわらず米国が疑いの目を向け、第1項と第2項に関連した措置を取らないことに間接的に不満を漏らしていた。

 会談で新しい朝米関係構築などで進展がある場合、米朝首脳会談の来年の開催の可能性のほか、意味が薄れる懸念があった金委員長の年内訪韓の重要性が高まりそうだ。


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