国政監査に出席した国情院の徐薫(ソ・フン)院長(左から3人目)ら=31日、ソウル(聯合ニュース)
国政監査に出席した国情院の徐薫(ソ・フン)院長(左から3人目)ら=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は31日、ソウル市内の同院で開かれた国会情報委員会の国政監査で、北朝鮮が豊渓里の核実験場への査察受け入れを準備していると報告した。査察受け入れはポンペオ米国務長官の今月初旬の訪朝時に北朝鮮と米国が合意している。

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 与党「共に民主党」の幹事を務める金敏基(キム・ミンギ)国会議員によると、国情院は「北の核・ミサイル関連施設を詳しく追跡中で、(北朝鮮が)豊渓里の核実験場を閉鎖し、東倉里のミサイル施設を一部撤去した中、参観団(査察団)の訪問に備えるとみられる準備・情報活動を行っていることが確認された」と明らかにした。また、「北の行動の可能性を念頭に置き、寧辺の原子炉など核・ミサイル施設を詳しく見ているが、現在大きな変化はない」とした。

 一方、国情院は北朝鮮が情報入手や金銭奪取を狙ったハッキングを続けており、社会的な問題に関連したメールを送ったり外貨稼ぎのため国内外のパソコンをハッキングし仮想通貨の採掘に活用したりしていると報告した。

 また、この2年間に計40件の先端技術の海外流出事件を摘発したことも明らかにした。中国への流出が28件で7割を占めたという。


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