韓国最高裁、新日鉄に「1人あたり1千万円の賠償」命じる=徴用工訴訟で原告勝訴の確定判決
韓国最高裁、新日鉄に「1人あたり1千万円の賠償」命じる=徴用工訴訟で原告勝訴の確定判決
日本植民地時代だった1940年代、日本に強制徴用され労働を命じられたが賃金が支払われなかった元徴用工らへ新日鉄住金(旧、新日本製鉄)が一人あたり1億ウォン(約1000万円)ずつ賠償するよう韓国最高裁が確定判決を下した。

 韓国最高裁は30日午後、イ・チュンシク氏(94)など日本植民地時代の強制徴用工4人が、新日鉄住金(旧、新日本製鉄)を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、原告勝訴の判決を下した。これにより、新日鉄住金は元徴用工に対し1人あたり1億ウォン(約1000万円)ずつ支払うことが命じられた。

 最高裁は「日本の裁判所で原告らの請求を棄却する判決が下されたが、日本の植民地支配が合法的だとの認識を基にしており、韓国憲法の核心的価値と正面衝突する」とし、「日本の判決をそのまま承認する結果は、それ自体が韓国の善良な風俗や、それ以外の社会秩序に違反するのは明らかだ」と判決理由を明かした。

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