<サッカー>鹿島GKクォン・スンテの“頭突き”をくらった水原イム・サンヒョプとは…日本語堪能なイケメン選手。2014年釜山時代。(提供:news1)
<サッカー>鹿島GKクォン・スンテの“頭突き”をくらった水原イム・サンヒョプとは…日本語堪能なイケメン選手。2014年釜山時代。(提供:news1)
Jリーグ・鹿島アントラーズのGKクォン・スンテ(34、韓国出身)とKリーグ・水原三星ブルーウィングスのMFイム・サンヒョプ(30)によるアジア・チャンピオンズリーグ準決勝第1戦で起こった“頭突き”騒ぎが韓国内で話題となっている。

イム・サンヒョプ の最新ニュースまとめ

 クォン・スンテは3日、日本の鹿島スタジアムでおこなわれた試合で、イム・サンヒョプに対し頭突きをした。状況は水原が2-1で勝っていた前半43分だった。右サイドからチャン・ホイク(24、DF)がクロスしたボールをヨム・ギフン(35、MF)が繋ぎ、右足でシュートを放った。クォン・スンテは1度にボールを掴めず、ゴールライン前で混戦状態となった。

 このとき、イム・サンヒョプが駆け寄ってクォン・スンテと競り合うかたちとなった。クォン・スンテは失点を免れたが、問題は次だった。クォン・スンテは競り合いの際、若干の衝突があったイム・サンヒョプに足蹴りをし、イム・サンヒョプが抗議するとすぐに主審が見る前で頭突きまでした。イム・サンヒョプは倒れ、水原と鹿島の選手たちが駆け寄りながら険悪なムードとなった。一部の鹿島選手は興奮するクォン・スンテをなだめた。

 クォン・スンテの行為は退場となる可能性もあったが、主審はイエローカードを出すのみだった。水原の選手たちは抗議したが、判定は覆らなかった。

 試合は鹿島の3-2勝利。クォン・スンテは試合後、「してはならない行為だった」と自身の行き過ぎた行為を認定したが、ある程度は計算された意図も含ませた。クォン・スンテは「相手が韓国だからより負けたくない気持ちがあった。してはならない行為と分かっていながら、チームのためには必要なことだと思った。勝利できて良かった」と語った。

 攻撃を加えたクォン・スンテは2006年、全北現代モータース(韓国)に加入し11年間、“全北一筋”を貫いた(2011年~2012年は兵役に伴う期限付き移籍で尚州尚武FCに所属)。そして、自身の”ラストチャンス”として新たな挑戦を選び、2017シーズンより鹿島アントラーズに移籍、日本で活躍の場を広げた。韓国代表にも選ばれた経験がある。

 一方、頭突きを受けたイム・サンヒョプは高校卒業後、日本の流通経済大学に進学。流通経済大学サッカー部でサッカー経験を積み、日本語も堪能である。2009年、新人ドラフトで全北現代モータースに入団。その年の開幕戦で慶南FCを相手にゴールを決めるという華々しいデビューを飾った。2010年シーズン終了後に釜山アイパークへ移籍。2011年シーズンには28試合に出場し、9ゴールを挙げた。そして、2017年に水原に移籍した。Kリーグ界ナンバーワンのイケメン選手とされ、アイドル級の人気をもつ。雑誌やテレビ番組への露出も多く、特に女性ファンからの熱い支持を集める選手だ。

 一方、両クラブチームによる準決勝第2戦は10月24日午後7時、水原ワールドカップ競技場でおこなわれる。鹿島にとってはアウェイ戦だ。


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