10日の国政監査で発言する康長官=(聯合ニュース)
10日の国政監査で発言する康長官=(聯合ニュース)
◇外相の対北独自制裁発言 政府「火消し」に懸命 北朝鮮による2010年3月の海軍哨戒艦「天安」撃沈事件を受け、韓国が同年5月24日から実施している南北交易などを禁じた独自制裁措置(5・24措置)の解除について、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が10日、「関係官庁と検討中」と発言したことが波紋を呼んでいる。康長官は、政府レベルで本格的に検討しているわけではないと発言を修正したが、トランプ米大統領は10日(現地時間)、康氏の発言に関して記者から質問を受け、「彼ら(韓国)はわれわれの承認なしには何もできない」とコメント。これは制裁の履行において韓米の連携が重要だと伝えるための「トランプ流」の言い回しと受け止められている。朝米(米朝)が対話ムードに転じた今も、米国は北朝鮮が非核化措置を取らない限り制裁を緩めない姿勢で、国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁も依然として有効だ。5・24措置は米国の独自制裁や安保理の制裁と重なる部分があるため、韓国政府としては措置の解除はたやすくない。この日、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官が国会による国政監査で、5・24措置の解除を検討したことはないとする立場をあらためて強調するなど「火消し」に追われている。◇BTSが米タイム誌表紙に 「次世代リーダー」に選定  米誌タイムは、10月22日付の最新号の表紙を韓国人気グループの防弾少年団(BTS)が飾ると予告し、オンライン版に「BTSはどのように世界を手に入れたのか」というタイトルの紹介記事を掲載した。同誌はBTSを「次世代リーダー」に選んだ上で「欧米の観客の好みに合わせようとせず、米国でスタジアム公演を満員にした最初の韓国歌手という新たな時代を開いた」と評価。自らの音楽的メッセージをうまくSNS(交流サイト)を使って広めることで、世界中からファンを集めたなどと分析した。 ◇韓国株が全面安 米株急落で   米国株の急落を受け、韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)が8営業日続落した。11日の終値はKOSPIが前日比98.94ポイント(4.44%)安の2129.67で、昨年4月12日以来の安値水準となった。KOSPIが8営業日続落したのは約4年5カ月ぶり。新興企業向け株式市場、コスダック指数も前日比40.12ポイント(5.37%)安の707.38で取引を終えた。◇公共料金が相次ぎ値上がり 家計の負担増も 全国のバスやタクシー、水道料金などの公共料金が相次いで引き上げられる見通しで、家計への影響が予想される。ソウル市はタクシーの初乗り運賃を2013年以来5年ぶりに引き上げる計画だ。3000ウォン(約300円)から最大4000ウォンへの引き上げを進めている。また、広域自治体以外の各市・郡では一般バス料金が1200ウォンから1400ウォンに引き上げられ、首都圏の水道料金も今年末から来年初めの間に値上げを計画していると伝えられた。
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