国連北朝鮮代表部で勤務していたころのキム・ソン氏(左端)=(聯合ニュース)
国連北朝鮮代表部で勤務していたころのキム・ソン氏(左端)=(聯合ニュース)
【ニューヨーク聯合ニュース】北朝鮮のキム・ソン新国連大使が先ごろ米国政府から査証(ビザ)の発給を受け、18日から始まる国連総会の前に赴任する可能性が高いことが分かった。国連外交筋が12日、伝えた。

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 前任の国連大使、慈成男(チャ・ソンナム)氏は7月下旬に4年余りの任務を終えて帰国した。前任者の帰国後もキム氏が着任できず、6月の朝米(米朝)首脳会談以降の非核化交渉が膠着(こうちゃく)状態に陥る中で米国が故意にビザの発給を遅らせているとの見方も出ていた。共同通信は、北朝鮮が5月に在中国米国大使館でキム氏のビザを申請したと報じていた。

 キム氏は平壌国際関係大を卒業して外務省入りし、2014年に国連北朝鮮代表部で参事官として勤務。外務省の条約局長も務めたと伝えられた。

 特に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が昨年2月にマレーシアの空港で猛毒の神経剤を顔に塗られ殺害された事件に絡み、遺体引き渡し交渉などのためリ・ドンイル元国連次席大使とともにマレーシアを訪れたとされる。


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