外交部での会談後、記者団の質問に答える李氏(左)とビーガン氏=11日、ソウル(聯合ニュース)
外交部での会談後、記者団の質問に答える李氏(左)とビーガン氏=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問している米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は11日、韓国のカウンターパートで、北朝鮮核問題を巡る6カ国協議の韓国首席代表を務める李度勲(イ・ドフン)朝鮮半島平和交渉本部長と会談した。ビーガン氏は冒頭、「トランプ大統領と文在寅(ムン・ジェイン)大統領、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が設けた今の絶好の機会を生かすため、できることすべてを行う」と述べた。

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 ビーガン氏は「始まりが半分」という韓国のことわざを聞いたとしながら、「これからが始まりで、われわれがなすべきは、仕事を仕上げること」と強調。また、「韓国側との連携を期待し、またトランプ大統領も文大統領との協力を期待している」と述べた。

 李氏は「今われわれは朝鮮半島非核化の進展と平和体制構築に向けた挑戦と機会の両方を前にしている。その過程で、韓米間の緊密な協力が鍵になると思う」と述べ、この先いかに韓米間の協力を強化し、状況を進展させるか、踏み込んだ協議に期待を示した。

 ビーガン氏の来韓は先月下旬の特別代表任命後初めて。10日午後に到着し、李氏と夕食を取りながら協議した。2日目のこの日は、李氏との会談に先立ち、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を表敬した。

 12日から中国と日本を訪問した後、今週末に再び韓国を訪れ、2カ国訪問の結果を共有する見通しだ。


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