南泳臣氏(資料写真)=(聯合ニュース)
南泳臣氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の国防部は、軍情報部隊の国軍機務司令部を解体して新たに創設する「軍事安保支援司令部」の発足式を9月1日、ソウル郊外の京畿道・果川にある安保支援司令部の庁舎で開く。司令官には今月初旬に機務司令官に任命され、機務司令部の解体や軍事安保支援司令部の創設準備に当たっていた南泳臣(ナム・ヨンシン)氏が就く。

 機務司令部は朴槿恵(パク・クネ)前政権下で朴氏の辞任を求めたデモ隊を弾圧するため、戒厳令の布告を検討する文書を権限を越えて作成していたことや、2014年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故の犠牲者遺族を調査していたこと、インターネット上で政権の政策をPRするなどの書き込みをしていたことなどが発覚。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は機務司令部を抜本的に改革し、「新たな司令部」を創設するよう指示していた。

 約4200人だった機務司令部の人数は約2900人に減る。

 国防部関係者は「安保支援司令部は軍の情報部隊の本来の任務である保安・防諜の業務に集中する」と明らかにした。


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