会議で発言する鄭義溶国家安保室長=28日、ソウル(聯合ニュース)
会議で発言する鄭義溶国家安保室長=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)は28日、国会運営委員会の全体会議で、ポンペオ米国務長官の訪朝中止に関して「両者(北朝鮮と米国)の対話の意思が確実なので、間もなく良い交渉が再開されると期待している」とし、両者が6月に行われた朝米(米朝)首脳会談での合意を早期に履行する意思が強く、過去とは大きく異なる状況だと述べた。 鄭氏は「朝米は朝鮮半島の完全な非核化という非常に重要で難しい課題を巡って交渉を進めている」とし、「多くの部分で調整が進んでいるが、この過程でさまざまな状況が発生している」と説明。これまでの状況展開の速度感や事案の重大性に照らして、交渉の初期段階ではある程度の生みの苦しみは避けられないとの見解を示した。 質疑応答で鄭氏は、「ポンペオ氏の訪朝中止の背景についてホワイトハウスから聞いたのか」との質問に対し「意見交換を行った。この場では明らかにできないが、非常に重要な事案を協議していく状況で相手の立場と調整を行っている過程だ」と述べた。 このほか、鄭氏は3回目の南北首脳会談の準備は順調だとして、9月中に行われるよう準備していると強調した。 一方、任鍾ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は、ポンペオ氏の訪朝中止と南北共同連絡事務所の開所時期の関連性について、韓米協力の助けになるのであれば柔軟に対応すべきだとの考えを示した。
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