台湾に1ー2で敗北した韓国代表=26日、ジャカルタ(聯合ニュース)
台湾に1ー2で敗北した韓国代表=26日、ジャカルタ(聯合ニュース)
【ジャカルタ聯合ニュース】ジャカルタ・アジア大会第9日の26日、野球の2次リーグが始まり、2次リーグからスタートの韓国(B組)は台湾との初戦に1ー2で敗れた。社会人野球の3投手を打ち崩すことができなかった。韓国代表は台湾に敗れたことで多くのものを失った。 一つ目は野球ファンの信頼。兵役を終えていない選手の兵役免除を目指しプロの花形選手まで動員したにもかかわらず、代表チームは国民の厳しい視線を変える熱い勝利ではなく、あっけなく敗れて非難の火に油を注いだ。アジア大会で優勝すればメンバーは兵役を免除される。 韓国、日本、台湾が争う国際大会のアジア予選などで韓国と台湾は何度も対戦した。韓国は台湾よりもプロ野球リーグの規模も大きく、台湾との対戦は、勝って当然、負ければ大きな恥とみなされる。2003年に札幌で行われたBFAアジア選手権、2006年のドーハ・アジア大会で台湾に敗れたのがその例だ。 また初戦に勝って勢いをつけることにも失敗した。韓国は初戦で敗れるとその後の試合も苦戦し、目標を達成できないケースが多い。2013年に行われた国・地域別対抗戦のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国は開幕戦でイスラエルに敗れ、翌日のオランダ戦でも0―5で完敗。1次リーグで敗退した。 そのため韓国代表を率いる宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督は今大会、台湾との初戦に念入りに備えていた。だが韓国代表は台湾の社会人野球から代表入りした投手に対応することができなかった。  韓国はインドネシア、香港との対戦を残しているが、B組1位での通過は厳しい状況となった。 A組とB組の上位2チームで争うスーパーラウンドに韓国が2位で進出すれば、すべての試合は体力の消耗が激しい日中に行われる。 またA組1位は日本になる可能性が高いが、韓国は30日午後2時(現地時間午後0時)から行われるA組1位との試合に先発する目ぼしい投手がいない。 大黒柱の左腕ヤン・ヒョンジョンは台湾戦で先発したため、スーパーラウンド初戦には出場できない。
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