別れを惜しむ離散家族(ニュース通信取材団)=26日、金剛山(聯合ニュース)
別れを惜しむ離散家族(ニュース通信取材団)=26日、金剛山(聯合ニュース)
【金剛山(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった韓国と北朝鮮の離散家族の再会行事が26日、終了した。 再会行事は北朝鮮の景勝地・金剛山で20日から開催され、3日ずつ2回に分けて進められた。 第2陣の韓国側参加者324人は最後の面会を行った後、午後1時過ぎにバスに乗って金剛山を出発した。 最後の面会では涙を流し別れを惜しむ家族の姿が多く見られた。韓国から参加したユン・スクジェさん(65)は北朝鮮側の叔父に「会えて感謝する」としがらも、「きょう別れるとまたいつ会えるか分からないのに」と涙ぐんだ。北朝鮮側のチェ・ソンスンさん(85)が韓国側の弟、チェ・ソンテクさん(82)に「元気でね」と話しかけると、ソンテクさんはこらえていた涙をこぼした。 記念撮影を行ったり、住所や手紙を交換したりするする家族の姿も見られた。 第2陣参加者は24日から食事や個別面会などで計12時間を北朝鮮の肉親と一緒に過ごした。 離散家族再会行事は文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が4月27日の首脳会談で合意し、実現した。
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