金剛山に向かうため、車いすでバスに移動する参加者=24日、束草(聯合ニュース)
金剛山に向かうため、車いすでバスに移動する参加者=24日、束草(聯合ニュース)
【金剛山(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事に参加する韓国側の326人が24日午前、北朝鮮南東部の金剛山に向けて出発した。

 20~22日に開かれた再会行事では韓国側の申請者89人とその家族ら計197人が北朝鮮側の家族185人と対面した。今回は26日まで、北朝鮮側で選ばれた83人と韓国側の家族が面会する。

 離散家族が集まった江原道・束草は台風19号の影響で雨が降っていたが、予定通り出発した。

 参加者のモク・ウォンソンさん(85)は午前2時半ごろに起き、ニュースで台風の進路を確認したという。「これくらいなら(天候が)良好だ。本当に良かった」と話した。弟のウォングさん(83)は「夢のようだ」と感想を語った。

 離散家族はこの日午後3時、北朝鮮側の家族と再会する。3日の間に実施される食事や個別面会などで計12時間を一緒に過ごす。


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