昨年9月に出廷した際の朴槿恵被告。同被告は翌10月から公判をボイコットしている=(聯合ニュース)
昨年9月に出廷した際の朴槿恵被告。同被告は翌10月から公判をボイコットしている=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われた韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告(66)の控訴審判決公判が24日午前、ソウル高裁であった。高裁は朴被告に一審より重い懲役25年、罰金200億ウォン(約19億8000万億円)=求刑・懲役30年、罰金1185億ウォン=を言い渡した。一審では懲役24年、罰金180億ウォンだった。朴被告はこの日も出廷しなかった。

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 朴被告は崔被告と共謀し、崔被告が実質支配した文化支援財団とスポーツ支援財団に774億ウォンを拠出するよう大企業に強要した罪などで、昨年4月17日に起訴された。サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長から、乗馬選手だった崔被告の娘への支援費など433億ウォン相当の賄賂を受け取ったり受け取ろうとしたりした罪や、政権に批判的な文化・芸術界関係者や団体をリストアップして支援対象から外させた罪、青瓦台(大統領府)秘書官を通じて青瓦台や官庁の機密文書を崔被告に渡した罪など、罪状は18に上る。今年4月の一審で地裁はこのうち16の罪状を有罪と認定した。

 判決を不服として控訴した検察は7月の論告求刑公判で「被告は国民から与えられた権限を自身と崔順実氏の私益追求に乱用し、隠密な場所で大企業の総帥らと互いの懸案を解決するという、政経癒着の典型を示した」と指摘し、重刑を求めた。この日は崔被告の控訴審判決公判も行われる。


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