台風19号の予想進路(気象庁提供)=(聯合ニュース)
台風19号の予想進路(気象庁提供)=(聯合ニュース)
◇時速4キロのノロノロ台風 24日未明に南西部上陸へ 台風19号が韓国に接近している。移動速度が予想より遅くなっており、ソウル付近を通過する時間は当初予想された24日午前4時ごろから同11時ごろにずれこむ見通しだ。気象庁によると、台風19号は23日正午現在、南部の済州島・西帰浦の西約90キロの海上を時速4キロで北へ進んでいる。24日午前0時すぎに韓国南西部に上陸し、同日午後、東側の東海に抜けると予想される。速度が遅く、朝鮮半島に10時間以上とどまるとみられる。◇ソウルなど全国であす休園・休校に 台風接近で ソウル市教育庁は23日、台風19号の接近に伴い市内の幼稚園、小中学校に24日の休園・休校を命じ、高校には休校を勧告することを決めた。京畿道教育庁、仁川市教育庁も全校の休校を検討する。全羅南道教育庁も全校休校を決めたほか、忠清北道教育庁は23日午後を休校とし、24日は登校時間を午前10時以降に遅らせるよう各校に通知した。休校する学校は全国で1500校を超えるとみられる。◇19年度予算案 雇用創出に重点 政府と与党「共に民主党」は、国会で来年度(1~12月)予算案会議を開き、雇用創出とセーフティーネット拡充、地域経済活性化などのために財政を最大限拡大することを決めた。保育園の補助教員1万5000人拡大など、社会サービス分野の雇用も拡充する。また、生活保護受給者を対象に障害者年金を月30万ウォン(約3万円)に引き上げる方針だ。◇7月の訪韓外国人客24%増 中国人観光客が増加 韓国観光公社は、7月に韓国を訪れた外国人観光客が前年同月比24.4%増の125万4833人だったと発表した。昨年、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備に反発した中国が韓国への団体旅行を事実上禁じる措置を取ったことの反動で、中国人観光客の増加傾向が続いており、中国人客は前年同月比45.9%増となった。日本人観光客は若者を中心に近距離への海外旅行の需要が伸び、朝戦半島の平和ムードも手伝って前年同月比35.1%増加した。
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