再会行事に参加する韓国側の離散家族はあす金剛山に向け出発する=23日、束草(聯合ニュース)
再会行事に参加する韓国側の離散家族はあす金剛山に向け出発する=23日、束草(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】台風19号の朝鮮半島上陸が予想される中、24~26日に北朝鮮南東部の金剛山で行われる南北離散家族の2回目の再会行事について、韓国統一部は23日、予定通り進める計画だと明らかにした。 同部の当局者はこの日、「現在のところ離散家族再会行事を日程通り行う予定だ」とし、「特に安全管理や施設点検に万全を期している」と述べた。 また「台風の移動経路と威力などを注視し、もし再会行事の日程変更が必要だと判断されれば北と協議するが、今はそのような状況ではない」と説明した。 これに先立ち、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこの日午前、青瓦台(大統領府)の国家危機管理センターを訪問。台風が金剛山地域を通過する予定だとして、高齢の方が多いため安全に注意してほしいと述べるとともに、必要であれば面会場所や日程、条件などを迅速に再検討するよう指示した。 台風19号は24日未明に南西部の全羅北道・群山に上陸した後、午前中に朝鮮半島を通過して午後に東側の東海に抜けると予想される。 北朝鮮側の離散家族に会う韓国側の訪問団337人は現在、韓国北東部の江原道・束草に集まっており、24日午前にバスで金剛山入りする。 南北離散家族の対面は24日午後3時に予定されているが、予報通りならこの前後に金剛山地域が台風の影響下に入るとみられる。特に訪問団には80代以上の高齢者が多く、事故を心配する声も上がっている。 統一部の当局者は「参加者らがバスから下りて移動する際などに、支援スタッフがさらに注意を払う予定だ」と述べた。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0