ジャカルタ・アジア大会第5日の22日、フェンシング女子サーブル団体で韓国が中国を下し、優勝した=(聯合ニュース)
ジャカルタ・アジア大会第5日の22日、フェンシング女子サーブル団体で韓国が中国を下し、優勝した=(聯合ニュース)
【ジャカルタ聯合ニュース】インドネシアで開催中のジャカルタ・アジア大会で、韓国は6大会連続の2位を目指しているが、目標達成が危うい。

 韓国のメダル獲得数は22日現在、金11個、銀15個、銅23個で、国・地域別で中国、日本に次いで3位。

 18日の開幕から5日間で金メダル獲得数を辛うじて2桁に乗せたが、65個以上獲得という目標達成は容易ではないとみられる。

 期待が掛かっていたテコンドーでは金9個獲得を目標としていたが、3個少ない最大6個にとどまる見通しだ。

 一方、前回の仁川大会で金8個を獲得したフェンシングは今大会でも既に4個を獲得し、残る試合でさらに4個を追加すれば目標(7個)超えを達成できる。

 韓国の大韓体育会は国際総合競技大会を前に各競技の協会や連盟の資料を集め、メダル獲得数の目標を決める。

 ジャカルタ・アジア大会を控え、韓国が伝統的に強い競技の金メダル目標数は39個以上と設定。世界最強を誇るアーチェリー(7個)をはじめ柔道(5個)、自転車(4個)、ソフトテニス(3個)、ボウリング(2個)などで善戦すれば再びメダルレースに弾みがつく。

 パラグライディング、スポーツクライミング、ローラースポーツの新競技で5個、競泳と陸上で各1個の金メダル獲得も目指している。ただ、ゴルフ、ボクシング、ハンドボール、セーリング、セパタクローなどで19個以上の金メダルを獲得しなければ65個獲得の目標を達成できない。

 一方、大韓体育会が金メダル数60個と予想した日本は22日までに金20個を獲得。韓国は2倍の差をつけられた。日本は大会序盤に競泳だけで金14個を獲得する健闘ぶりをみせた。

 また、日本は韓国が連覇を狙った種目で優勝し、韓国を引き離している。フェンシング男子エペ団体で大会4連覇に挑んだ韓国は銅メダルにとどまったが、日本は初の金メダルに輝いた。6連覇を狙った馬場馬術団体も日本が優勝し、韓国は2位に終わった。

 残る競泳の種目で中国が日本をけん制し、陸上でも西南アジア諸国が日本を抑えなければ、韓国は6大会連続2位の目標に近づくのは厳しい。


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