再会行事の初日に開かれた夕食会に出席した朴庚緒会長(右)と北朝鮮側団長のパク・ヨンイル祖国平和統一委員会副委員長=20日、金剛山(聯合ニュース)
再会行事の初日に開かれた夕食会に出席した朴庚緒会長(右)と北朝鮮側団長のパク・ヨンイル祖国平和統一委員会副委員長=20日、金剛山(聯合ニュース)
【金剛山(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】朝鮮戦争などで生き別れになった韓国と北朝鮮の離散家族の再会行事に同行した大韓赤十字社の朴庚緒(パク・ギョンソ)会長は21日、再会行事が開かれている北朝鮮南東部の景勝地・金剛山で記者団に対し、9月中に平壌を訪問する方向で北朝鮮側と調整中だと明らかにした。平壌を訪れて人道主義に基づく南北協力事業について議論する考えを示した。 離散家族問題に関して朴氏は、高齢化により1年間に数千人の離散家族が亡くなっているとし、これより緊急な問題はないとしながら、再会行事が一度限りではないことを強調。南北関係が改善すれば韓国でも離散家族再会行事を開催する計画があるかとの質問には、「もちろんだ」と前向きな姿勢を見せた。 朴氏は9月に予定されている南北首脳会談が非常に重要だとし、会談後に板門店宣言のようなメッセージが発表されれば状況が好転すると見通した。特に「2019年1月からは目に見えるさまざまな変化が表れるだろう」とし、「そのような変化に赤十字社も貢献したい」と意欲を示した。 また、朴氏は今回の再会行事で北朝鮮側団長を務める対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会のパク・ヨンイル副委員長が「今回は本当に落ち着いた素晴らしい再会(行事)だ。完全に成功です」と述べたと伝えた。
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