政府主催の式典で演説する文在寅(ムン・ジェイン)大統領=14日、天安(聯合ニュース)
政府主催の式典で演説する文在寅(ムン・ジェイン)大統領=14日、天安(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」を迎えた14日、全国各地で旧日本軍の慰安婦被害者を追悼する行事が催された。 8月14日は故金学順(キム・ハクスン)さんが1991年に韓国で初めて旧日本軍慰安婦としての被害を公の場で証言した日で、今年から韓国の公式記念日となった。 政府は同日午後、被害者が眠る中部・忠清南道天安市の国立墓地「望郷の丘」で初の政府主催式典を開催。追悼碑の除幕に続き金学順さんの証言映像上映、詩の朗読、慰安婦被害者の発言などが行われた。 このほか、慰安婦被害者の名誉と人権の回復を願う行事が各地で開かれた。 南部の慶尚南道では、3度目となる「慶尚南道日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の行事が道庁で開催された。同道は政府の記念日制定に先立ち2015年に全国の自治体で初めて条例を定め、16年から慰安婦被害者のための記念行事を毎年開催している。 慶尚南道の朴性鎬(パク・ソンホ)行政副知事は「たたえる日の行事が慰安婦被害者を慰め、歴史的事実を伝え、人権の重要性を振り返る大切な契機になるよう願う」と述べた。 同日には、ソウル市恩平区や南西部の全羅南道長城郡、ソウル近郊の京畿道楊州市、南部の慶尚南道金海市などで旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の除幕式が行われた。 少女像は2011年12月にソウルの日本大使館前に初めて設置され、現在は全国に約100体ある。米国やカナダなど海外にも設置されている。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0