ギャラクシーホームは丸みを帯びた黒いつぼのようなデザインで、足が3本ついている。高さは約20センチ。新しくなった「ビックスビー2.0」を搭載している。サムスン電子は「驚きのサウンドと優雅なデザインを備えた」と高音質をアピールした。
ギャラクシーホームはビックスビーを呼び出して作動させる。スマホはもちろんテレビや冷蔵庫などの家電とも連動する。
傘下の米音響機器メーカー、ハーマンのAKGスピーカーを搭載し、全方向に立体音響を提供する。八つのマイクが付いており、遠くの声も認識可能だ。スウェーデンの音楽配信大手、スポティファイのストリーミングサービスを利用できる。
サムスン電子はこの日、ギャラクシーホームの発売日や価格を明らかにしなかった。11月に米サンフランシスコで開くサムスンの開発者カンファレンスで正式に公開し、詳細を発表するという。
会場ではビックスビー2.0の実演も行われた。ビックスビーに「ニューヨークのいいレストランを知りたい」と話し掛けると、フランス料理を好むユーザーの嗜好(しこう)を踏まえ、フレンチレストランを真っ先に推薦した。スマホ画面の「テーブル予約」ボタンをタップすると、過去の予約履歴に基づき時間や人数などを入力し、電子メールで予約を済ませた。
また、8月末にニューヨークのブルックリンで開かれるコンサートを尋ねた後、すぐに「10月最初の週はどう」と聞いても、その時期にブルックリンで行われるコンサートを提示した。
ビックスビーはこのほか、ユーザーとの直前の会話内容を記憶し、会話を続ける機能も披露した。
発表会には各国のメディアや業界関係者など約4000人が出席。サムスン電子はギャラクシーノート9とギャラクシーホームのほか、新型の腕時計型端末「ギャラクシーウオッチ」も公開した。
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