7月25日に開かれた韓米統合国防対話の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
7月25日に開かれた韓米統合国防対話の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が8日付の記事で、最近開かれた韓米軍当局による統合国防対話(KIDD)や韓国の全軍主要指揮官会議を取り上げ、韓国軍を非難した。

 同紙は、これら会議の内容が「緊張緩和と平和のため真剣な努力を傾けている同族に対する挑発であると同時に、歴史的な(南北首脳会談の)板門店宣言の精神に反するもの」だと主張。その上で、「対話と平和、北南(南北)関係改善の流れに逆行する南朝鮮(韓国)好戦狂たちの軍事的対決騒動は許されない」と威嚇した。

 北朝鮮の対外宣伝サイト「朝鮮のきょう」も同日、「南朝鮮当局が朝鮮半島の平和と繁栄を真に願うなら、板門店宣言に明記された通り相手を刺激する冒険的な戦争計画を今すぐ取り下げ、軍事的信頼構築に向けた実質的な措置を取っていくべきだ」と迫った。

 韓米軍当局は先月25、26の両日にソウルで開いた統合国防対話で、対話による北朝鮮との緊張緩和を進めながらも強力な連合防衛態勢を維持していくべきとの認識で一致した。

 また、韓国国防部は先月27日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主宰した全軍主要指揮官会議で、「国防改革2.0」の基本方向を報告。北朝鮮の核・ミサイルに対応するための韓国型3軸体系は計画通り戦力化を進めると発表した。3軸体系とは北朝鮮にミサイル発射の兆しがあれば先に破壊する「キルチェーン」、発射されたミサイルを迎撃する「韓国型ミサイル防衛(KAMD)」、北朝鮮が攻撃してきた場合に指導部などに報復攻撃を行う「大量反撃報復(KMPR)」を指す。


Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0