会見する尹首席秘書官=3日、ソウル(聯合ニュース)
会見する尹首席秘書官=3日、ソウル(聯合ニュース)
◇文大統領が軍情報部隊・機務司令部のトップ交代 組織再編を指示 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、軍情報部隊、国軍機務司令部の改革案に対する検討を踏まえ、新たな機務司令官に陸軍特殊戦司令官の南泳臣(ナム・ヨンシン)中将を任命した。李錫九(イ・ソック)機務司令官の更迭とも受け止められる。青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官が会見で、夏休みを取っている文大統領のこうした指示事項を発表した。尹氏によると、文大統領は前日に国防部の機務司令部改革委員会と国防部長官がまとめた改革案の報告を受け、機務司令部を全面的かつ速やかに改革するため、現在の司令部を根本的に再編し直し、過去と切り離された「新たな司令部」を創設するよう指示した。◇南北首脳の板門店宣言から100日 青瓦台「平和が日常化」 青瓦台は3日、文在寅大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が4月27日の南北首脳会談で板門店宣言を採択してから今月4日で100日を迎えるに当たり、報道資料を出した。「国民の暮らしで平和が日常化した100日」だったと評価し、「今後、国際社会との協力と国民の共感を土台に朝鮮半島非核化、平和体制構築、南北関係の正常化などに取り組み、平和と繁栄を制度化していく」と強調した。◇戒厳令疑惑 特別捜査団の人員増員へ 国軍機務司令部が、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の退陣を求める市民らの大規模集会を鎮圧するため戒厳令の布告を検討していた疑惑を捜査している国防部特別捜査団は、押収物の分析などのために捜査員の増員を進めている。特別捜査団は3日、機務司令部などから押収した資料が膨大なため分析に時間を要すると判断し、捜査員の増員を進めていると明らかにした。増員される人員は10人以内になる見通しだ。現在、特別捜査団には海軍、空軍出身の軍検事、検察の捜査官ら約30人が投入されている。◇リビアで韓国人拘束の武装勢力 仲間釈放が目的か リビアで韓国人1人を含む4人が武装勢力によって連れ去られ、拘束されてから29日目を迎えた3日、地元当局は武装勢力が仲間の釈放を目的に4人を拉致した可能性に注目していることが分かった。リビアのメディアや消息筋によると、リビア当局は、武装勢力が組織の中心人物の釈放を目的に4人を拉致した可能性が高いとみて、捜査と4人の解放に向けて努力しているという。同人物は治安を悪化させた容疑などで昨年10月に逮捕され、現在まで拘禁されているという。◇韓国の上半期経常黒字 6年ぶり低水準=サービス赤字響く  韓国銀行(中央銀行)が3日発表した国際収支(速報値)によると、6月の経常収支は73億8000万ドル(約8240億円)の黒字で、76カ月連続の黒字を記録した。しかし、上半期の黒字は296億5000万ドルと、6年ぶり低水準にとどまった。海運業の低迷や中国人観光客の戻りの鈍さなどにより、輸送と旅行を中心にサービス収支の赤字が膨らんだ。
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