自民党の二階幹事長=(聯合ニュース)
自民党の二階幹事長=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)は2日、ソウル市内のホテルで自民党の二階俊博幹事長らを招いて朝食会を開催し、韓日の産業協力などについて意見交換したと発表した。

 今回の行事は全経連の許昌秀(ホ・チャンス)会長が6月に日本を訪問した際、二階氏側が韓国経済界との交流行事の開催を要請したことで実施された。日本の国会議員約40人や自民党関係者など約300人が参加した。

 会を主宰した三養ホールディングスの金ユン(キム・ユン)会長(全経連副会長)はあいさつで、今年は1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が「韓日共同宣言―21世紀に向けた新たなパートナーシップ」を結んでから20周年になる特別な年であることに触れた上で、「地理的に最も近く似た価値観を共有する隣国として日本の労働力不足と韓国の若者の失業、少子高齢化、北東アジアの平和など両国が直面するさまざまな問題に関して協力することを希望する」と話した。

 全経連によると二階氏率いる自民党二階派は毎年日本で研修会を開催しているが、最近の北朝鮮情勢の把握などを目的に、初めての海外研修を韓国で実施することにしたという。

 全経連の事務方トップの権泰信(クォン・テシン)常勤副会長は「両国の経済協力が政治・外交関係に多くの影響を受ける事実を考えると、日本の政権与党の中心人物が初めての海外研修を韓国で行ったことは、韓日関係がさらに良くなるという期待感をもたらす」とし、両国が未来志向の協力関係を深めるよう全経連も最善を尽くすと話した。


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