韓国　けさのニュース（８月１日）

◇韓国外相が「新南方外交」　ＡＳＥＡＮに対北政策支持を要請へ 　東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）関連の外相会議に出席するためシンガポールを訪れている韓国の康京和（カン・ギョンファ）外交部長官は、１日にマレーシア、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、ブルネイ、ラオスとそれぞれ２国間の外相会談を行う。康氏は、朝鮮半島の完全な非核化と平和定着に向けた韓国政府の取り組みを説明し、朝鮮半島政策への支持と協力を求めるとされる。また、東南アジアや南アジアとの協力拡大を図る韓国の「新南方政策」について、ＡＳＥＡＮの支持を再確認する見通しだ。◇韓国政府高官が訪朝へ　離散家族再会施設の改修状況を点検 　韓国統一部の千海成（チョン・ヘソン）次官が１日午後、訪朝する。朝鮮戦争などで生き別れになった南北離散家族の再会行事が実施される予定の北朝鮮南東部・金剛山地域を訪れ、行事で使用する施設の改修・補修状況を点検し、５０人余りの現場関係者らを激励する予定。◇ソウルの予想最高気温３９度　記録更新の可能性も　韓国気象庁によると、１日の全国の予想最高気温は３２～３９度で、前日（２９．３～３８．５度）と同じくらいか、さらに高くなりそうだ。各地の気温はソウル、水原、春川が３９度、清州、大田、世宗、全州、光州が３８度、仁川、大邱が３７度などと予想されている。気象庁はソウルを含む一部内陸地方の気温が大きく上昇し、観測史上最高気温を更新する可能性があると予想した。◇米兵遺骨５５柱　在韓米軍基地からハワイに移送へ　北朝鮮から先月２７日に移送された、朝鮮戦争で戦死したり行方不明になったりした米兵の遺骨５５柱を米国に送る返還式典が１日、ソウル南方の米空軍烏山基地で開催される。在韓国連軍司令部によると、同基地内の格納庫で開かれる式典には宋永武（ソン・ヨンム）韓国国防部長官、ブルックス在韓米軍司令官（韓米連合軍司令官兼務）、ハリス駐韓米国大使など韓米の関係者約５００人が出席する予定だ。式典終了後、遺骨は米軍の大型輸送機Ｃ１７でハワイのヒッカム空軍基地に向けて出発する。◇児童放置防止装置　幼稚園・小学校の通学バスにも設置へ　教育部は全国の幼稚園や小学校、特殊学校の通学バスに、車内に寝ている子供がいないか確認する装置「スリーピングチャイルドチェック」を設置する方策を推進すると明らかにした。猛暑が続く中、保育園の通園車両に幼児が取り残されて死亡するなど事故が相次いでいることを受けた措置。これに先立ち、保健福祉部は保育園の送迎バス２万８３００台に同様の装置を設置すると発表している。◇米国で初設置の少女像が５周年　記念式開催　旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が米国で初めてカリフォルニア州グレンデール市に設置されてから５周年を迎え、先週末に記念式が開かれた。記念式には現地在住の韓国系住民や僧侶、神父、牧師、聖歌隊、市民団体の会員、グレンデール市議員などが出席し、慰安婦問題を世界に広めるためのシンボルとして定着した少女像の意味を再確認した。