大統領府は南北米中による終戦宣言も排除しない立場を示した(コラージュ)=(聯合ニュース)
大統領府は南北米中による終戦宣言も排除しない立場を示した(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の高官は31日、朝鮮戦争の終戦宣言と関連し、宣言の主体が南北と米国の3者になるか中国を加えた4者になるかは今は分からないとした上で、「4者による終戦宣言も排除していない」と述べた。

 南北は4月の首脳会談で、年内の終戦宣言を目指すことで合意している。宣言の主体として南北と米の3者を強調していた青瓦台が、6月の朝米(米朝)首脳会談以降は中国を含む4者に傾いているとの指摘に、同高官は「絶対に3者でなくてはならないと言ったことはない」と応じ、「中国が加わると言えばできないこともないという立場を一貫して維持してきた」と説明した。

 また、終戦宣言は「(3者なのか4者なのかといった)形式的な面よりも、履行されるかどうかが重要だ」と強調した。

 一方、8月に南北首脳会談が開かれる可能性を問われると、同高官は「分からない。双方で高度な政務的判断があるだろう」と述べた。

 非核化を巡る朝米交渉の行き詰まりが指摘されるなか、南北首脳によるホットライン(直通電話)を使った会談や、韓米首脳の電話会談などを準備する考えはあるかとの質問には、「今のところ、そうした状況にはならなさそうだ」と答えた。


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