出発前、夫人とともに手を振る文大統領=21日、城南(聯合ニュース)
出発前、夫人とともに手を振る文大統領=21日、城南(聯合ニュース)
◇文大統領がロシアへ出発 プーチン氏と22日会談  文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日午前、ロシアを国賓訪問するため京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)からモスクワへ出発した。訪問2日目の22日にプーチン大統領と首脳会談を行った後、国賓夕食会に出席する。文大統領は今回の国賓訪問で、朝鮮半島の完全な非核化と平和体制の構築に向けロシアの確かな支持を得たい考えだ。また、恒久的な平和の定着を機に本格的に南北経済協力時代が開かれるのに備え、南北とロシアの3者の経済協力策についても集中的に協議するとみられる。◇南北軍事実務会談を近く開催 軍通信線復旧を議論 国防部の当局者は、南北間の軍通信線の完全復旧など北朝鮮と14日に開いた将官級軍事会談の合意事項の履行を協議するため、南北軍事実務会談を開催する方針だと伝えた。大領(大佐)級が首席代表を務める軍事実務会談は2011年2月の第39回会談を最後に、7年以上開かれていない。実務会談が開かれれば、軍通信線の完全復旧が集中的に扱われる見通しだ。◇南北連絡事務所 開城工業団地内に8月開設へ 南北の当局者が常駐し、交流協力策を議論する南北共同連絡事務所が、北朝鮮・開城工業団地の南北交流協力協議事務所の建物に8月中に設置されそうだ。千海成(チョン・ヘソン)統一部次官はソウル市内のホテルで開かれた南北物流フォーラムでの講演で、南北連絡事務所の設置場所に関して、交流協力協議事務所を改修・補修して設置することで南北間が一致したと明らかにした。◇不動産保有税改編案あす公開 総合税強化へ 大統領直属の政策企画委員会傘下の財政改革特別委員会は、22日にソウル市内で政府系シンクタンク・韓国租税財政研究院と共同で政策討論会を開き、不動産税制の改編方向について議論する予定だ。不動産保有税の改編については、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2005年に初めて導入され、その後の李明博(イ・ミョンバク)政権時代に改編されて形骸化した総合不動産税を再び強化することが有力視される。◇紙おむつ・お尻ふきの安全性検査へ 国民の請願受け  食品医薬品安全処は、乳幼児用の紙おむつとお尻ふきを国民請願安全検査制の初の検査対象に選んだと明らかにした。国民請願安全検査制は、生活の中の不安要素を事前に取り除くために国民が推薦して採択された請願について検査し、全過程を食品医薬品安全処のポッドキャスト(ネット上で音声などを公開するサービス)やSNS(交流サイト)で公開する政策だ。国民請願安全検査審議委員会は、4月24日から6月7日までに国民が推薦した請願23件について議論した結果、紙おむつとお尻ふきを検査し、国民が子育てで感じる不安感を解消する必要があると判断した。◇韓国の昨年の亡命申請約1万件 OECD加盟国中19位 経済協力開発機構(OECD)がこのほど発表した報告書によると、加盟国のうち昨年の亡命申請の件数が最も多かったのは米国で、前年比26%増の33万9800件だった。イエメン人らによる難民申請の急増が問題となっている韓国の昨年の難民申請者は9940人で、OECD加盟35カ国中19位だった。人口比で換算すると0.02%で、ポーランド、ポルトガル、日本などと共に最下位圏だった。
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