3月29日の閣僚級会談で握手を交わす趙明均統一部長官(左)と北朝鮮・祖国平和統一委員会の李善権委員長(資料写真、写真共同取材団)=(聯合ニュース)
3月29日の閣僚級会談で握手を交わす趙明均統一部長官(左)と北朝鮮・祖国平和統一委員会の李善権委員長(資料写真、写真共同取材団)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は、2000年6月15日に南北首脳が発表した共同宣言を記念する南北合同行事に趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官を出席させたい考えで、6月1日の南北閣僚級会談で北朝鮮に提案することを検討しているようだ。

 統一部当局者は31日、「(4月27日の南北首脳会談で署名した)板門店宣言に記された通り、当局も6・15合同行事に積極的に参加するだろう」とし、「政府からの出席者については、6月1日に開かれる南北閣僚級会談で北との協議を経て決まる」と伝えた。

 閣僚級会談では、趙統一部長官と対韓国窓口機関・祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長が南北それぞれの代表団を率いる。韓国はこの両者が合同行事に当局代表として出席するよう、北朝鮮に提案することを積極的に検討しているとされる。

 6・15合同行事は2001年から08年まで、03年以外は毎年開催された。民間が主導し、政府が参加した05年と06年は統一部長官が政府代表として出席した。

 今年の行事について、統一部当局者は「官民共催で推進される予定」と伝えた。

 1日か2日間の日程で、簡素に行われる可能性が高い。北朝鮮が米国との首脳会談を控え、韓国も統一地方選があるため。場所は軍事境界線のある板門店か、北朝鮮南部の開城が有力視される。


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