＜南北首脳会談＞文大統領が金委員長に提案した“乾杯の掛け声”とは？

韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領が、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）党委員長に乾杯の掛け声を提案した。

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　文大統領は27日午後6時30分から金委員長夫妻を招待した歓迎の晩餐を平和の家3階の宴会場でおこなった。今回の晩餐は、南北首脳による「板門店宣言」に署名後におこなわれた。

　歓迎の晩餐は、韓国の代表的な楽器であるヘグム（奚琴）と、北朝鮮の代表的な楽器であるオンニュグム（玉流琴）の合奏で幕を開けた。

　二つの楽器は音の出し方が違うが、美しい調和をなしていたと伝えられている。

　続けて、歌手の故キム・グァンソクの「風が吹いてくる所」が会場に流れた。「風が吹いてくる所」は、期待と願いがある所を指し、これは和合と平和、繁栄の道を意味すると大統領府側は説明した。

　また文大統領は、北朝鮮ではどのような乾杯の掛け声があるのか分からないとし、韓国式の掛け声である「ウィハヨ」（＝～のために）と叫んだら、「その日」と答えてほしいと要請した。

　晩餐会場は和気あいあいとした雰囲気の中、「その日のために」という言葉で乾杯した。文大統領と金委員長が杯を合わせた後、金正淑（キム・ジョンスク）夫人と李雪主（リ・ソルジュ）夫人も乾杯した。

　金委員長も祝辞で「板門店で多くの対話をし、意味ある合意に至った」と答えた。