文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩国務委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
文在寅大統領(左)と北朝鮮の金正恩国務委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
◇韓国大統領府 休戦協定から平和協定への転換検討  韓国青瓦台(大統領府)の高官は18日、記者団に対し、南北首脳会談や米朝首脳会談などで終戦宣言を行い、朝鮮半島の休戦協定体制を平和協定体制に転換する方法を議論する方針を明らかにした。同高官は「朝鮮半島の休戦協定体制を平和体制に変える方法、その可能性を検討している」と説明。休戦体制を終結させる終戦宣言問題がひとまず南北首脳会談で主要議題として取り上げられることを示唆した。◇米CIA長官が金正恩氏と極秘会談 在韓米軍基地から平壌入りか 米紙ワシントン・ポストとロイター通信は17日(現地時間)、米国の次期国務長官に指名されたポンペオ中央情報局(CIA)長官が、トランプ米大統領の特使としてイースター(復活祭)休暇の3月31日~4月1日に極秘裏に訪朝し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談したと報じた。5月~6月初めに予定されている米朝首脳会談を前に米朝間の高官級接触が行われたことになる。首脳会談で最大の議題となる北朝鮮非核化問題や終戦宣言などについて調整が行われたとみられ、注目されている。またポンペオ氏の訪朝について、複数の韓国政府筋は18日、同氏が在韓米軍の烏山空軍基地から航空機を利用して平壌を訪問したことが確認されたと伝えた。◇釜山日本総領事館前への徴用工像設置 韓国政府「外交問題の恐れ」  釜山の市民団体がメーデー(5月1日)に合わせて釜山の日本総領事館前に、日本による植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像の設置を計画していることに対し、韓国外交部は外交問題につながりかねず、国立日帝強制動員歴史館に設置することが望ましいとの政府の見解を伝えた。これに対し市民団体は、「外交的な礼儀より、謝罪と賠償が優先と考える」としながら、日本総領事館前への像設置に引き続き取り組んでいく考えを示した。来週中に外交部と青瓦台前で記者会見を開き、日本総領事館前への像設置に保障を求める予定だ。◇ポスコ会長が辞意表明 「私より能力ある方に経営を譲る」  韓国鉄鋼最大手ポスコの権五俊(クォン・オジュン)会長が18日、辞意を表明した。権氏はこの日、取締役会後に記者団に対し、「ポスコが新たな100年を築いていくためにはさまざまな変化が必要だが、その中でも重要なのはCEO(最高経営責任者)の変化ではないかと思った」とした上で、「私よりも情熱と能力があり、若くてパワフルな方に会社の経営を譲るのがよいと考えた」と述べた。取締役会は辞意を受け入れたが、経営に空白が生じないよう、後任の選任まで会長職にとどまることを権氏に要請した。◇金正恩氏 訪朝の中国高官に「国賓待遇」 南北首脳会談が来週に迫る中、北朝鮮の金正恩国務委員長が中国の芸術団を率いて訪朝した中国共産党の宋濤・中央対外連絡部長を事実上国賓クラスの待遇で迎えた背景に関心が集まっている。宋濤氏が昨年11月に習近平・中国国家主席の特使として北朝鮮を訪問した際には、金委員長との面会も実現しなかったこととは対照的だ。これを巡っては、南北首脳会談に続き米朝首脳会談が予想される状況の中、米国と対立関係にある中国との関係強化によって最大の利益を得ようとする金委員長の戦略だとの分析も出ている。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0