権五俊氏(ポスコ提供)=(聯合ニュース)
権五俊氏(ポスコ提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の鉄鋼最大手ポスコが18日に緊急取締役会を開き、権五俊(クォン・オジュン)同社会長が辞意を表明する見通しであることが、財界関係者の話で分かった。

 権氏は朴槿恵(パク・クネ)政権下の2014年3月に会長に選任された。昨年3月に再任され、任期は2020年3月まで。

 権氏は疲労がたまり休息が必要だと話しているようだが、辞任となれば政権の圧力が働いたとの見方が少なくない。ポスコ会長は政権が代わるたびに任期半ばで辞任してきた前例がある。

 政権の圧力以外に、権氏が辞任する理由はなさそうだ。ポスコは同氏の指揮の下で構造調整を成功させ、昨年は過去最高の営業利益を記録した。

 権氏を巡っては、昨年5月の文在寅(ムン・ジェイン)政権発足直後から辞任説が流れていた。同氏は文大統領の昨年6月の訪米、同11月のインドネシア訪問にそれぞれ同行した経済人団に加われず、政府が遠回しに辞任を迫っているとの見方が出ていた。


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