朴槿恵被告(資料写真)=(聯合ニュース)
朴槿恵被告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】2016年4月の韓国の国会議員総選挙で、所属していたセヌリ党(現・自由韓国党)の公認候補決定に違法に関与した罪(公職選挙法違反罪)で追起訴された前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の初公判が17日、ソウル中央地裁であった。朴被告は出廷せず、地裁は「きょうの公判の進行は難しい」とし、次回の公判期日を19日に指定した。

 地裁によると、朴被告は公判期日の通知を受け取ったが、欠席の理由書を提出し、出廷しなかった。地裁は「公職選挙法(に関する公判)では、被告が出席しなければ次の期日を指定し、次回期日も出席しなければ被告欠席で公判の進行が可能だ」と説明した。

 朴被告は争点を整理する公判前整理手続きで、国選弁護人を通じ、健康上の問題で出廷が難しいと伝えていた。19日の公判にも出廷しない可能性が高そうだ。

 大企業からの収賄罪などに問われ先ごろ一審で懲役24年を言い渡された公判も、勾留延長が決まった昨年10月以降、「ボイコット」を続けた。

 朴被告は2016年の国会議員総選挙で自身に近いいわゆる「親朴系」を当選確率が高い地域への党公認候補にする計画を立て、計120回にわたり実施した違法な世論調査に関与した罪で、2月に起訴された。


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