先月23日未明、逮捕され拘置所に移送される李氏=(聯合ニュース)
先月23日未明、逮捕され拘置所に移送される李氏=(聯合ニュース)
◇李明博氏を巨額収賄罪などで起訴 大統領経験者で4人目 ソウル中央地検は9日午後、李明博(イ・ミョンバク)元大統領(76)を大統領在任中(2008~13年)の巨額収賄など16の罪で起訴した。韓国で大統領経験者が起訴されるのは全斗煥(チョン・ドゥファン)氏、盧泰愚(ノ・テウ)氏、朴槿恵(パク・クネ)氏に続いて4人目。李被告は大統領在任中に、側近らを通じて情報機関の国家情報院(国情院)から7億ウォン(約7000万円)の特殊活動費を受け取ったほか、実質的な所有者だったとされる自動車部品会社「ダース」の米国での訴訟費用585万ドル(約6億2500万円)をサムスン電子に肩代わりさせたり、財界人などから賄賂を受け取ったりしたとされ、収賄額の合計は約110億ウォン以上とされる。李被告は自身を巡る一連の疑惑や捜査を文在寅(ムン・ジェイン)現政権による「政治報復」とみなして強く反発しており、拘置所での取り調べを一貫して拒否している。◇首脳会談に向けた米朝間接触 韓国高官「うまくいっているよう」 青瓦台(大統領府)高官は、記者団に対し、5月末までに開催見通しの米朝首脳会談に向けた米朝間の接触について「米国側と(北朝鮮が)どの程度情報を共有しているかは分からないが、われわれが把握するところでは米朝の接触はうまくいっているようだ」との見解を示した。◇南北首脳会談準備の実務会談 今週1~2回予定 統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は定例会見で、27日の南北首脳会談に向けた準備に関し「今週、実務会談がもう1、2回開かれる予定になっている」と伝えた。南北は18日ごろに閣僚級会談を開き、首脳会談の準備状況を最終的に点検する見通しだ。また、会談の議題を具体化し、会談前に実施することにしている首脳間ホットラインを使った初通話のスケジュールも話し合うと予想される。◇リサイクルゴミ回収問題 指定ごみ袋値上げへ リサイクルごみの回収問題を巡り、今後指定ごみ袋の価格が引き上げられる見通しだ。ビニールや発泡スチロールがリサイクルごみとして分別収集されない場合は指定ごみ袋に入れて捨てざるを得ず、ごみの収集・運搬・処理費用が増加するためだ。これを受け、環境部は今年上半期中に指定ごみ袋の販売価格引き上げを積極的に推進する計画だ。◇サムスンが作業環境報告書の公開に異議 企業秘密流出を懸念 産業通商資源部は、サムスン電子が自社の「作業環境測定報告書」の内容が国の基幹技術に該当するかどうかの確認を同部に求めたと明らかにした。同社の半導体生産ラインで勤務していた複数の従業員が白血病で死亡したことを巡って雇用労働部が報告書を公開するよう決定したことに対し、サムスン電子は報告書に含まれている生産ラインの詳細な工程や使用される化学薬品の種類、配合などの技術情報が外部に流出する可能性があると懸念している。一方、雇用労働部は報告書には企業の営業秘密となる情報はなく、仮に営業秘密だとしても国民の健康を保護するために必要な情報は公開すべきだとの立場を示した。
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