文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金委員長(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金委員長(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮関係者らが最近の南北関係改善の動きに合わせ、海外で韓国関係者に対し、積極的に対話するなど柔軟な姿勢を示している。 大韓赤十字社の朴庚緒(パク・ギョンソ)会長は先月28~29日、香港で開かれた東アジア地域の赤十字社幹部会議に出席した。会議には韓国や北朝鮮、中国、日本、モンゴルの赤十字社代表が出席した。朴氏に同行していた関係者は、会議で朴氏と北朝鮮の朝鮮赤十字社の白容鎬(ペク・ヨンホ)副委員長が昨年とは違って「気楽な雰囲気で多くの会話を交わした」と伝えた。 昨年11月、トルコで開催された国際赤十字・赤新月社連盟総会に出席した白氏が夕食会で朴氏との対話を避けるようにしていたこととは対照的だったという。 先月20~21日、フィンランド・ヘルシンキで開かれた韓国と北朝鮮、米国の当局者や専門家らによる会合でも、北朝鮮の出席者は米国より韓国の出席者に親密感を示した。韓国の出席者の一人は当時、南北の出席者が良い雰囲気のなか、活発な意見交換を行ったと紹介。北朝鮮関係者が「(国際社会の)対北制裁のため厳しい面がある」と吐露しながら、「しかし、(1990年代の)『苦難の行軍』のときほど厳しくはない」と率直な発言もしたという。 金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が南北関係改善への意欲を示しており、海外で韓国側と接触する北朝鮮関係者の態度が柔軟になっているとの見方が出ている。 今月5日、アゼルバイジャン・バクーで開催された非同盟諸国会議の閣僚級会合に出席した李容浩(リ・ヨンホ)外相らの北朝鮮外交官らも明るい表情で聯合ニュースの写真撮影に応じるなど、余裕のある姿を見せた。
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