朴被告(左)は昨年秋から出廷を拒否している(資料写真)=(聯合ニュース)
朴被告(左)は昨年秋から出廷を拒否している(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】長年の知人、崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われた韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告(66)が6日の判決公判で懲役24年の実刑判決を言い渡された。今後、裁判が二審に移行した場合、朴被告がこれまでのように公判をボイコットするかどうかに注目が集まっている。 朴被告は昨年10月、勾留期限の最長6カ月延長が認められたことを「受け入れ難い」とし、裁判を「法治の名を借りた政治報復」と批判。公判をボイコットする意向を表明した。弁護団も勾留延長に抗議し、全員辞任した。裁判が朴被告に不利な方向に進んでいるとの判断による決定だった。その後、朴被告は「健康上の問題」を理由に挙げ一度も公判に出席しなかった。 法曹界では、朴被告が公判に出席し、自身の主張を直接述べた方が有利だとの見方もあるが、現在の状況では朴被告がボイコットをやめ出廷するきっかけや名分がないとの意見が優勢だ。 大韓弁護士協会の報道官を務めたノ・ヨンヒ弁護士は8日、「不当な進め方で裁判が行われ信頼できないとの理由で(朴被告が)公判のボイコットを表明したが、一審判決をみるとそのような主張は全く受け入れられなかった。朴前大統領の立場では再び出廷する名分がない」と述べた。その上で、「このような状況では控訴審で判決がひっくり返るという確信がない限り、これまでの態度を変えるのは難しいだろう」との見方を示した。
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