韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国外交部(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】アフリカ西部ガーナ沖で先月26日(現地時間)、韓国人3人が拉致された事件について、韓国外交部の当局者は2日、ナイジェリア政府や部族勢力などに接触し、3人の所在確認など情報を収集していると明らかにした。 韓国外交部は先月31日、韓国人3人が乗っていた船舶が9人の武装グループに乗っ取られ、ナイジェリア沖に移動中、武装勢力が3人をボートに乗せて逃亡したと発表。軍合同参謀本部は拉致したのはナイジェリアの海賊として、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の指示を受け、オマーン沖に派遣していた駆逐艦「文武大王」を現地に向かわせたと明らかにしていた。 外交部当局者は拉致された3人がナイジェリア南部に人質としてとらえられているとの報道に関しては、「あらゆる選択肢を検討し、その地域である可能性もあるとみて(所在確認などに)最大限努力している」と述べた。 金品目的の犯行かどうかについては、「複数の政府当局や国際機関の専門家を通じて確認したところ、そのような方向で分析している」と説明した。 犯行グループと交渉を行う可能性に関しては、「基本的に交渉は家族と船会社が行うもので、政府は交渉に直接介入せず、必要な支援をする」との方針を示した。 安全確保などのため、外交部は3人が救出されるまで報道を控えるよう求めていたが、事件の公表に踏み切ったことに関しては、「(犯行グループから)長時間連絡がない状況で事件の長期化を憂慮せざるを得なかった。こうした状況でわが政府の断固とした対応意志を見せるため、家族と船会社の理解を得て(公表を)決めた」と説明した。
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