韓米軍による上陸訓練(資料写真)=(聯合ニュース)
韓米軍による上陸訓練(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の関係者は1日、定例の韓米野外機動訓練「フォールイーグル」が同日始まったと明らかにした。韓米両軍は例年、3月初旬にフォールイーグルを開始するが、今年は平昌冬季五輪・パラリンピック期間中の実施を避け、日程を遅らせた。訓練期間も昨年の半分となる約1カ月に短縮した。 フォールイーグルは陸・海・空軍と海兵隊が多様な訓練を実施するもので、米軍は海外増援戦力を含む約1万1500人、韓国軍は約30万人参加。韓米両軍は今回のフォールイーグルを例年と近い規模で実施するとの立場を明らかにしているが、米戦略兵器の朝鮮半島への展開を最小限に抑えるなど強度を下げ、内容の面でも攻撃より防衛を主にするとされる。27日に開催される予定の南北首脳会談と、5月に予定する米朝首脳会談を前に北朝鮮を刺激しないための措置と受け止められる。 フォールイーグルの開始に合わせ、韓米海兵隊による合同の上陸作戦訓練「双竜訓練」も8日まで行われる。訓練は偶数年に大規模で実施されてきた。今年は米海軍が強襲揚陸艦「ワスプ」を投入する。 ワスプは最新鋭ステルス戦闘機F35Bを搭載した状態で双竜訓練に参加する。韓米軍が上陸作戦訓練でF35Bを使用するのは今回が初めて。 韓米は朝鮮半島の軍事的緊張が高まっていた昨年、挑発を続ける北朝鮮に対して強力な警告メッセージを送るため原子力空母など戦略兵器をフォールイーグルに投じ、一部をメディアに公開したが、今回は最小限の公開にとどめる方針だ。これもまた北朝鮮を刺激しないための配慮とみられている。 今月23日からは、有事の際のシナリオ別シミュレーションを中心とする指揮所演習「キー・リゾルブ」が約2週間実施され、米軍約1万2200人が参加する。
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