李元大統領の収賄に関与した疑いが持たれている夫人の金潤玉氏(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
李元大統領の収賄に関与した疑いが持たれている夫人の金潤玉氏(コラージュ)=(聯合ニュースTV)
【ソウル聯合ニュース】約110億ウォン(約11億円)に上る収賄などの容疑で逮捕された韓国元大統領の李明博(イ・ミョンバク)容疑者に続き、夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏も検察の聴取に応じない立場を示したことが、30日分かった。 検察によるとソウル中央地検は29日に金氏をソウル市内のホテルに呼び出し、参考人として聴取する予定だったが、前日に金氏が聴取に応じないと伝えてきたという。 これに先立ち、検察は検察庁舎や李容疑者の自宅以外の場所で聴取を行う方向で、金氏や弁護士と協議してきた。 金氏は27日の時点では聴取に応じる考えだったが、「李元大統領が捜査の公平性を問題視して取り調べを拒否している状況で、自分だけが聴取を受けることはできない」として態度を翻したという。 金氏側は28日午後に検察の聴取に応じないとの趣旨の文書を検察に提出し、当初予定されていた聴取は行われなかった。 金氏は、2007年の大統領選前後にウリィ金融持ち株会社の李八成(イ・パルソン)元会長が現金3億5000万ウォンと衣類約1000万ウォン分を李容疑者に渡す過程に関与した疑いや、李容疑者の大統領在任中の11年に李元会長が現金1億ウォンが入った高級ブランドのバッグを渡すのに関与した疑いが持たれている。
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