李副報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
李副報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は30日、北朝鮮メディアが南北首脳会談の日程や場所などを報じていないことについて、内部事情によるものだとの見解を示した。 同部の李有振(イ・ユジン)副報道官はこの日の定例会見で、「過去の2000年、07年の首脳会談と異なり、(北朝鮮メディアで今回の首脳会談の)日時や場所について具体的な言及がなかった」と指摘した上で「それほど大きな意味があるとは思えない」との見方を示した。さらに「北の内部的な動線や事情によって報道されないのではないか。そのように見える」と説明した。 北朝鮮の朝鮮中央通信は、前日夜に南北首脳会談の準備のための閣僚級会談で共同報道文が採択されたとのニュースを報じ、「共同報道文では北南(南北)首脳会談の時期と場所が明らかにされた」としたが、具体的な内容は伝えなかった。これは北朝鮮メディアが南北首脳会談の開催について初めて報じたものだ。 一方、李氏は訪朝中の国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が会談する可能性について「以前、IOC会長が訪朝した際には金正恩委員長に会うと言及したと承知している」とし、「その内部事情については具体的な情報を持ち合わせていない」と述べた。 また、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相がロシア・モスクワを訪問する計画が金正恩氏のロシア訪問につながるかどうかに関し「今後の展開について予断は難しいが、北朝鮮の周辺国との外交に関して朝鮮半島の平和定着と恒久的な非核化、南北関係の発展と改善につながることを期待する」との立場を示した。
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