握手を交わす鄭義溶氏(左)と楊潔チ氏=29日、ソウル(聯合ニュース)
握手を交わす鄭義溶氏(左)と楊潔チ氏=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)は29日午後、ソウル市内のホテルで中国の楊潔チ・共産党政治局員と会談し、朝鮮半島の非核化や両国の協力などについて協議した。 鄭氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とトランプ米大統領と相次いで会談し、その結果を習近平国家主席に説明するため12日に訪中した際にも楊氏と対面している。 鄭氏は会談の冒頭で習主席と金委員長が首脳会談を行ったことに触れ、「会談で金委員長が朝鮮半島の非核化と南北・北米(米朝)首脳会談開催の意思を再確認したのは意味が非常に大きい」と述べた。 また「習主席は3月12日に私と会談した際、韓中両国が朝鮮半島の重大な問題で立場が一致していると話し、南北関係改善や朝鮮半島の非核化と平和構築のための文大統領の政策に積極的な支持の立場を表明した」とし、「このような両国の共通認識を基に韓中間の戦略的な意思疎通が緊密に行われることに満足している」と伝えた。 これに対し楊氏は「最近、習近平主席が中国を非公式訪問した金委員長と長時間にわたり意見を交換した」とし、「今回の訪問は朝鮮半島の非核化や平和と安全保障、また政治的交渉・協議を通じて朝鮮半島に関する問題を解決するのに役立つと考える」と述べた。 また、4月27日に開催されることが決まった南北首脳会談について、「習主席と金委員長の会談は南北首脳会談でより多くの成果を出すのに役立つと考える」と述べた。 この日、習主席の特別代表として訪韓した楊氏は30日に文大統領を表敬するほか、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官とも会談する予定だ。
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