粒子状物質によりかすんで見えるNソウルタワー=26日、ソウル(聯合ニュース)
粒子状物質によりかすんで見えるNソウルタワー=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の環境部は世界保健機関(WHO)が発がんのリスクを高めるとしている微小粒子状物質「PM2.5」の環境基準を米国や日本などの先進国レベルに強化し、27日から適用する方針だ。 環境政策基本法施行令により、27日からはPM2.5の濃度が1立方メートル当たり1日平均50マイクログラムから35マイクログラム以下に、年平均25マイクログラムから15マイクログラム以下に設定される。 粒子状物質の予報も強化された基準に合わせ、「良い」は1立方メートル当たり0~15マイクログラム、「普通」は同16~35マイクログラム、「悪い」は同36~75マイクログラム、「非常に悪い」は同76マイクログラム以上となる。 現行の基準と比べ、「良い」は同じだが、「普通」と「悪い」の幅が狭くなる。そのため26日午前9時のソウルの場合、1立方メートル当たり88マイクログラムで、現在の基準では「悪い」だが、27日からは「非常に悪い」になる。 新たな環境基準の導入を巡り、中国で発生した大気汚染の影響を受けているため、国内の基準を変えてもPM2.5が減るわけではなく、意味がないとの指摘も出ている。
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