拘置所に移送される李容疑者=23日、ソウル(聯合ニュース)
拘置所に移送される李容疑者=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国検察が、巨額の収賄容疑などで逮捕された李明博(イ・ミョンバク)元大統領(76)の取り調べを26日から始める。 容疑を全面的に否認し、逮捕状の発付可否を決める裁判所の令状審査に出席しなかった李容疑者が取り調べに応じるか注目される。 26日午後2時にソウル中央地検の検事と捜査官が李容疑者の収監先のソウル東部拘置所に赴き取り調べを行う予定だ。 検察は、1995年に内乱首謀や収賄などの容疑で逮捕された全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)の両元大統領と収賄罪などに問われている前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の例に照らし合わせて判断した結果、拘置所内で李容疑者を取り調べることにした。 李容疑者の勾留期限は、検察が延長を申し立てた場合は4月10日までとなる。検察は取り調べを十分行い李容疑者を起訴する方針だ。 法曹界では、李容疑者が逮捕前の取り調べで立場を十分説明したことを理由に裁判所の令状審査に出席しなかったため、拘置所での取り調べに応じないか非協力的な態度を示す可能性があるとの見方も出ている。 李容疑者は23日に弁護団と面会し今後の対応について話し合った際、検察が全く同じことを尋ねるのであれば、取り調べには応じないと述べたという。
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