【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日午後、日本の安倍晋三首相と電話で会談し、朝鮮半島情勢の変化について意見交換を行った。青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が会見で伝えた。 両首脳は、朝鮮半島の非核化に関する北朝鮮の言葉が具体的な行動につながるよう韓米日3カ国の緊密な連携を維持し、協力を強化していくことが必要との認識で一致した。 文大統領は、朝鮮半島の平和は南北首脳会談を開催するだけで実現可能ではないとした上で「北が米国だけでなく日本との関係も改善してこそ南北関係が進展される」と述べた。 安倍首相は2002年9月の日朝平壌宣言に言及しながら、南北・米朝首脳会談の開催を機に日朝対話が実現する可能性への期待を示した。 両首脳は南北関係の進展に伴い、日本人拉致被害者問題を含む日朝間の懸案事項の解決に向け韓日が協力することも確認した。 また、韓中日首脳会談をできるだけ早期に開催することで一致したほか、韓日首脳のシャトル外交も両国間の問題解決に大きく役立つとしながら、文大統領の訪日を早期に実現させる方向で調整することにした。
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