第2回交渉会合に臨む韓米政府代表=31日、ソウル(聯合ニュース)
第2回交渉会合に臨む韓米政府代表=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の両政府は31日午前、ソウルで韓米自由貿易協定(FTA)改定交渉の第2回会合を開始した。あす2月1日まで2日間行われる。 韓国産業通商資源部の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉室長と米通商代表部(USTR)のビーマン通商代表補が首席代表として出席。今月5日の初会合でそれぞれ見直しを求めた分野について、具体的な議論を交わす。 米国は対韓貿易赤字で最大の割合を占める自動車と自動車部品を取り上げ、貿易不均衡の是正を求めるとみられる。 韓国は、米国がこのほど韓国製を含む洗濯機などを対象にセーフガード(緊急輸入制限)発動を決めたことを受け、FTA改定を通じた米国のセーフガードなど貿易救済の乱用防止に焦点を当てると予想される。 交渉会合に先立ち、兪氏は記者団に対し「国益を最優先に考えて交渉に臨む。貿易救済も韓国にとって重要な問題であり、取り上げる予定だ」と説明した。また、セーフガードや自動車貿易のほか、韓国が見直しを求める投資家と国家の紛争解決(ISDS)条項も議論されるとの見方を示した。ISDSは投資家が進出先の政府を相手取り国際仲裁を起こせる仕組みだ。
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