会見を行う朴市長=30日、ソウル(聯合ニュース)
会見を行う朴市長=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は30日、外信記者クラブで会見し、平昌冬季五輪(2月9日~25日)に合わせ北朝鮮が派遣するテコンドー演武団がソウル市庁舎で公演を行うと明らかにした。 朴市長は「五輪の本来の精神は平和だ。戦争をしていても武器を置き、共に楽しみ、平和を作り出すのが五輪精神」とした上で、「ソウル市が持つすべての権限と行政手段により、事故を防ぎ、平和ムードが盛り上がるよう最善を尽くす」と述べた。 北朝鮮が平昌五輪に参加することについては、「五輪の精神がより輝かしいものになった」とし、北朝鮮の核実験やミサイル発射のような挑発により高まった緊張が解消される良い契機になったと評価した。 一方で「もちろんこれは割れやすい素焼きの器のような平和」とし、「とても久しぶりに作られた平和の瞬間であり契機であるため、割れないように(北朝鮮選手団を)歓待するなどの努力が必要だと考える。ソウルで行事が行われるときは支援する」と強調した。 北朝鮮のテコンドー演武団が公演を行うのはソウル市庁8階の多目的ホールが有力とされる。具体的な日程については「関係機関との調整が終われば、その時点で日程などを明らかにすることになると実務担当者が伝えてきた」とし、慎重な姿勢を見せた。 小池百合子東京都知事が平昌五輪に関し、平壌大会になりつつあると述べたことについては、「小池知事もソウルと平昌を訪問してほしい」とし、「2020年の東京五輪が開かれる時に、ソウルも積極的に支援し協力する契機を作りたい。われわれが抱えている難しい課題を解消し、北東アジアが共に平和に向かう契機にしたい」と呼びかけた。
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