移動式発射台に積まれた火星15=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
移動式発射台に積まれた火星15=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
◇韓国国防部 「火星15は新型のICBM級」 韓国国防部は1日、北朝鮮が29日に発射した「火星15」について、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と評価した。同部は「飛行実験は成功したとみられ、通常の角度で発射した場合1万3000キロ以上の飛行が可能だ。ワシントンを射程に収めたことを意味する」と国会国防委員会に報告した。火星15の飛距離に対する韓国国防部の公式分析は初めて。◇対北朝鮮海上封鎖 「要求あれば検討も」=国防相 国防部の宋永武(ソン・ヨンム)長官は1日、国会国防委員会全体会議に出席し、北朝鮮への制裁として取り沙汰されている海上封鎖について「そのようなことが要求されれば検討せざるを得ない」と述べた。海上封鎖についてこれまで米国から提案などがあったかとの質問に、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の時に大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に加入しないように努力したが、李明博(イ・ミョンバク)政権時代に加入したため、国際的に協力する雰囲気がある」と述べた。一方、青瓦台(大統領府)の関係者は「宋長官の個人的な意見とみられる」としてこれを否定した。◇浦項地震で液状化現象 「憂慮するレベルでない」=政府調査 行政安全部は韓国南東部・浦項で15日に発生したマグニチュード(M)5.4の地震による液状化現象に関する中間調査の結果を発表した。同部は「浦項地域の10カ所をボーリング調査し、このうち5カ所を分析した結果、望泉里の田畑1カ所で液状化指数が『高い』レベルだった」と明らかにした。しかし、調査内容と専門家の諮問結果を総合すると、憂慮するレベルではないと強調した。◇韓国の7~9月GDP成長率1.5% 7年ぶり高水準 韓国銀行(中央銀行)が発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、暫定)は前期比1.5%増加した。速報値から0.1ポイント上方修正され、7年ぶりの高水準となった。輸出が6年半ぶりの高い伸び率を示し、GDPを押し上げた。この傾向が続けば、来年には1人あたりの国民総所得の3万ドル(約340万円)突破も視野に入ると分析される。◇米戦闘機が韓国へ 4日から韓米合同演習 4日から8日まで行われる大規模な韓米合同空中演習「ビジラント・エース」に参加する米空軍の最新鋭ステルス戦闘機F22が6機、2日から韓国に展開される。韓国軍の消息筋が1日、伝えた。レーダーなどに探知されにくいステルス性能に優れたF22は、敵のレーダー網をかいくぐって主要施設を正確に打撃することができ、最高速度はマッハ2.5を超える。作戦半径は2177キロ。◇北朝鮮軍は亡命兵に13秒間射撃 韓国国防部が詳細報告  国防部は1日、国会国防委員会に、南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で11月13日に北朝鮮軍兵士が韓国側に亡命した事件に関する在韓国連軍司令部の特別調査結果を報告した。資料によると、亡命者を追ってきた北朝鮮軍の兵士4人は約13秒にわたり、9ミリ拳銃と小銃で発砲した。国防部は朝鮮戦争休戦協定に対する北朝鮮軍の違反行為として、「非武装地帯内で軍事境界線を越えて射撃」「追撃した北の軍による軍事境界線侵犯」「非武装地帯内の自動火器(AK自動小銃)搬入・使用」を挙げた。
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